なんとなく、つれづれ草紙。
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またひとり、身近なひとを見送った。
だいぶ年上のひとではあるけれど、わたしの倍も、生きていたわけではなかった。
こういうことは年々増えていくのだとわかってはいても、なかなか気持ちの整理がつかないでいる。
**********
生き急いでいた時期があった。
まるで足を止めたら死んでしまうのではないかというような焦りに、常に追われていた。
確かに、坂道をかけのぼるような10代の頃とは違って、年々体力は衰えるし、容姿だってそうだ、
だから、急がないと何もかもを失ってしまうような焦りにかられていたのだ。
「人生は壮大な暇つぶしだ」と誰かに教えてもらって、それで少し、歩くのが楽になった。
ちょっとだけ羽目をはずすことも覚えたし、何もしない時間を楽しむことも出来るようになった。
気づいたら、折り返し地点をもしかしたら過ぎているかもしれない、というところまで来ていた。
「もうこれで最後かもしれない」ということがいくつかあって、だけど実際にはそう思ってから何年も同じことをしていたり、新しいことをしていたり、している。
それでもやっぱり、いつも「もうこれで最後かもしれない」という焦りは、消えることがない。
そして、もしそれが本当に最後なら、これから先、わたしはどうやって生きていけばいいのだろう、と思う。
何かを成し遂げるには短すぎる人生でも、やり過ごすには、あまりにも、長い。
だいぶ年上のひとではあるけれど、わたしの倍も、生きていたわけではなかった。
こういうことは年々増えていくのだとわかってはいても、なかなか気持ちの整理がつかないでいる。
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生き急いでいた時期があった。
まるで足を止めたら死んでしまうのではないかというような焦りに、常に追われていた。
確かに、坂道をかけのぼるような10代の頃とは違って、年々体力は衰えるし、容姿だってそうだ、
だから、急がないと何もかもを失ってしまうような焦りにかられていたのだ。
「人生は壮大な暇つぶしだ」と誰かに教えてもらって、それで少し、歩くのが楽になった。
ちょっとだけ羽目をはずすことも覚えたし、何もしない時間を楽しむことも出来るようになった。
気づいたら、折り返し地点をもしかしたら過ぎているかもしれない、というところまで来ていた。
「もうこれで最後かもしれない」ということがいくつかあって、だけど実際にはそう思ってから何年も同じことをしていたり、新しいことをしていたり、している。
それでもやっぱり、いつも「もうこれで最後かもしれない」という焦りは、消えることがない。
そして、もしそれが本当に最後なら、これから先、わたしはどうやって生きていけばいいのだろう、と思う。
何かを成し遂げるには短すぎる人生でも、やり過ごすには、あまりにも、長い。
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金平糖企画新作公演「ニュースペーパー」
2017年10月28-11月1日、11月21-22日。
** 掲載 **
カメラピープルブックレーベル
「だれがなんといおうとだいすきな写真」採用
** 撮影 **
どりばん「どり盤」CDジャケット、ポスター撮影
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