途絶えた夜想曲

真っ赤ないちごを迷いなくつまんでしまえる
君のようになりたいんだ

まっすぐに歩くだけで息が上がる私を置いて君は
軽々と流行りのスカートを翻して走っていく


甘いものなんて本当は好きじゃないんだけど

暁の明星

ひなげしの花を手渡され、少女は楽園を追われる。
淡いピンクに彩られた爪は、もう、彼女だけのものではない。

 

Don't confuse me

そこには打算もなく駆け引きもなく
だけど未来もなく行くあてもない

sweet toothache

気づかないふりをしてくれますか。
私が、貴方の髪に触れても。
決して、この指を絡めとったりはしないと約束してくれますか。

連れ去ってくれないのなら、あまやかな記憶ですら、邪魔なだけ。










special thanks to M

clockwork

自意識過剰、コンプレックス、自信のなさ。
これがわたしの燃料。
ほどよくあたたかいコーヒーは少し苦くて、けれど後味は少し甘い。

燃料が切れたら止まれるから、きっと楽になるのだろうな。

だけどお願い、もう1杯だけコーヒーを。