なんとなく、つれづれ草紙。
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2011年7月24日(日) 11:00~15:00
おでかけライブ in 大分(大分県中小企業会館)
D+で、今回も参加します。
D+2周年記念+3ヶ月連続イベント参加記念で、先着購入特典としてポストカードをプレゼント!
メンバー5人分、5種類のポストカードがご購入1回につき1枚、ランダムで。
ちなみに来月は8月21日のおでかけライブin大分、再来月は未定です。
お時間ありましたら是非足をお運びくださいませ。お待ちしております。
**************
カメラを持つのも今はやっとな感じなのですが、
それでもカメラがそばにいてくれてよかったと心から思う今日この頃です。
写ったものをあとで見て、泣いてしまっても、それでも。
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またひとり、身近なひとを見送った。
だいぶ年上のひとではあるけれど、わたしの倍も、生きていたわけではなかった。
こういうことは年々増えていくのだとわかってはいても、なかなか気持ちの整理がつかないでいる。
**********
生き急いでいた時期があった。
まるで足を止めたら死んでしまうのではないかというような焦りに、常に追われていた。
確かに、坂道をかけのぼるような10代の頃とは違って、年々体力は衰えるし、容姿だってそうだ、
だから、急がないと何もかもを失ってしまうような焦りにかられていたのだ。
「人生は壮大な暇つぶしだ」と誰かに教えてもらって、それで少し、歩くのが楽になった。
ちょっとだけ羽目をはずすことも覚えたし、何もしない時間を楽しむことも出来るようになった。
気づいたら、折り返し地点をもしかしたら過ぎているかもしれない、というところまで来ていた。
「もうこれで最後かもしれない」ということがいくつかあって、だけど実際にはそう思ってから何年も同じことをしていたり、新しいことをしていたり、している。
それでもやっぱり、いつも「もうこれで最後かもしれない」という焦りは、消えることがない。
そして、もしそれが本当に最後なら、これから先、わたしはどうやって生きていけばいいのだろう、と思う。
何かを成し遂げるには短すぎる人生でも、やり過ごすには、あまりにも、長い。
だいぶ年上のひとではあるけれど、わたしの倍も、生きていたわけではなかった。
こういうことは年々増えていくのだとわかってはいても、なかなか気持ちの整理がつかないでいる。
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生き急いでいた時期があった。
まるで足を止めたら死んでしまうのではないかというような焦りに、常に追われていた。
確かに、坂道をかけのぼるような10代の頃とは違って、年々体力は衰えるし、容姿だってそうだ、
だから、急がないと何もかもを失ってしまうような焦りにかられていたのだ。
「人生は壮大な暇つぶしだ」と誰かに教えてもらって、それで少し、歩くのが楽になった。
ちょっとだけ羽目をはずすことも覚えたし、何もしない時間を楽しむことも出来るようになった。
気づいたら、折り返し地点をもしかしたら過ぎているかもしれない、というところまで来ていた。
「もうこれで最後かもしれない」ということがいくつかあって、だけど実際にはそう思ってから何年も同じことをしていたり、新しいことをしていたり、している。
それでもやっぱり、いつも「もうこれで最後かもしれない」という焦りは、消えることがない。
そして、もしそれが本当に最後なら、これから先、わたしはどうやって生きていけばいいのだろう、と思う。
何かを成し遂げるには短すぎる人生でも、やり過ごすには、あまりにも、長い。
誤解を恐れずに書いてみる。
好きで撮っているだけの写真だから、
好きで作っているだけの世界だから、
誰とでも出来るわけじゃない。
レンズを向けた・向けられた瞬間だけは欲情していたいし、欲情されていたい。
逆もまた、しかり。
それは、もちろん世界観の中での繋がりにおいての「欲情」であって、
実際に繋がってしまうことよりも、きっとずっと楽しい。
逆説的だけれど、実際に欲情してしまう・されてしまうひととは、出来なかったりもする。
(「そういうスタンス」の写真もあるのは理解したうえで。
わたしが撮ろうとしているのは、まだ、そういう写真ではないような気がするので。)
…でも、
…選べなかった。
欲情、なんていえるほどの激しいものは持ち合わせていなかったけれど、
言うなれば淡い憧れとか恋心とか、そういうものと。
わたしの悪趣味な妄想世界で遊んでもらいたいという欲望と。
さあ、どちらを選ぶ?
…選べなかった。
そしてどちらも手に入れようとして、
そしてどちらも根こそぎ持っていかれてしまって、
空虚なくせに圧倒的な現実に、涙も出ないほどからっぽになって取り残されてしまった、わたし。
拒食と虚飾で心と体を麻痺させて、
時間が過ぎ去るのをただただ、待っている。
失意と悲しみは時間がさらっていってくれることくらいは、わたしだって、知っている。
だけどきっと水はまた、満ちるかもしれない。
そしてわたしは、思うに違いない。
…あなたを撮りたい と。
少し前のわたしが思っていたことを掘り起こす。
オトモダチとかコイビトとかが欲しいわけじゃない。
楽しいお喋りも、その手に触れることも、優しい笑顔すら要らない。
だって決まっているじゃない、
最初から、わたしが現実となんて折り合いをつけられるはずもないのだ。
もう一度、あなたを撮りたい。
シャッターを押す時はいつでも心が震えるけれど、
あの瞬間、天使とか神様は本当にいるんだと実感させられて、
心だけではなくて、足も指も唇も、震えてしまったんだもの。
こんな不器用な人間関係しか構築出来ないわたしを、どうか許して。
あなたの幸せを願うのならば、
ぎりぎりの綱渡りをしながら生きているようなわたしに、
あなたを巻き込むべきではないのはわかっているのだけれど。
だけど後悔はしたくない。
撮りたいものを撮りたいと言わないで、
欲しいものを欲しいと言わないで、
生きている意味なんて、わたしにはない。
たとえあなたに嫌われても、これだけは譲るわけにはいかないんだ。
…水が満ちたら、言えるだろうか。
好きで撮っているだけの写真だから、
好きで作っているだけの世界だから、
誰とでも出来るわけじゃない。
レンズを向けた・向けられた瞬間だけは欲情していたいし、欲情されていたい。
逆もまた、しかり。
それは、もちろん世界観の中での繋がりにおいての「欲情」であって、
実際に繋がってしまうことよりも、きっとずっと楽しい。
逆説的だけれど、実際に欲情してしまう・されてしまうひととは、出来なかったりもする。
(「そういうスタンス」の写真もあるのは理解したうえで。
わたしが撮ろうとしているのは、まだ、そういう写真ではないような気がするので。)
…でも、
…選べなかった。
欲情、なんていえるほどの激しいものは持ち合わせていなかったけれど、
言うなれば淡い憧れとか恋心とか、そういうものと。
わたしの悪趣味な妄想世界で遊んでもらいたいという欲望と。
さあ、どちらを選ぶ?
…選べなかった。
そしてどちらも手に入れようとして、
そしてどちらも根こそぎ持っていかれてしまって、
空虚なくせに圧倒的な現実に、涙も出ないほどからっぽになって取り残されてしまった、わたし。
拒食と虚飾で心と体を麻痺させて、
時間が過ぎ去るのをただただ、待っている。
失意と悲しみは時間がさらっていってくれることくらいは、わたしだって、知っている。
だけどきっと水はまた、満ちるかもしれない。
そしてわたしは、思うに違いない。
…あなたを撮りたい と。
少し前のわたしが思っていたことを掘り起こす。
オトモダチとかコイビトとかが欲しいわけじゃない。
楽しいお喋りも、その手に触れることも、優しい笑顔すら要らない。
だって決まっているじゃない、
最初から、わたしが現実となんて折り合いをつけられるはずもないのだ。
もう一度、あなたを撮りたい。
シャッターを押す時はいつでも心が震えるけれど、
あの瞬間、天使とか神様は本当にいるんだと実感させられて、
心だけではなくて、足も指も唇も、震えてしまったんだもの。
こんな不器用な人間関係しか構築出来ないわたしを、どうか許して。
あなたの幸せを願うのならば、
ぎりぎりの綱渡りをしながら生きているようなわたしに、
あなたを巻き込むべきではないのはわかっているのだけれど。
だけど後悔はしたくない。
撮りたいものを撮りたいと言わないで、
欲しいものを欲しいと言わないで、
生きている意味なんて、わたしにはない。
たとえあなたに嫌われても、これだけは譲るわけにはいかないんだ。
…水が満ちたら、言えるだろうか。
わたしの心を動かさないでください。
ほんの小さな揺れで、崩れてしまいそうだから。
身じろぎもしないで立っているだけで精一杯で、
そうしているうちにほら、わたしのまわりに薄いヴェールがかかります。
美味しいお茶も、好きな歌も、繊細な物語も、あなたの指先も、
わたしの身体から3cmくらい外側を、ほろほろとこぼれおちていくのです。
ああ、自分の声すら、とても遠くに聞こえます。
今はとにかく時間が過ぎるのをこうして待つしか、ないのでしょう。
心を動かさないようにしながらシャッターを切った写真たちも、
ただぼんやりと綴り続けているだけの文章たちも、
きっと時間が何か意味を与えてくれるでしょう。
そうしたらまたわたしは、日常的な幻想の中にまた心を震わせながら戻ればいい、それだけのこと。
ほんの小さな揺れで、崩れてしまいそうだから。
身じろぎもしないで立っているだけで精一杯で、
そうしているうちにほら、わたしのまわりに薄いヴェールがかかります。
美味しいお茶も、好きな歌も、繊細な物語も、あなたの指先も、
わたしの身体から3cmくらい外側を、ほろほろとこぼれおちていくのです。
ああ、自分の声すら、とても遠くに聞こえます。
今はとにかく時間が過ぎるのをこうして待つしか、ないのでしょう。
心を動かさないようにしながらシャッターを切った写真たちも、
ただぼんやりと綴り続けているだけの文章たちも、
きっと時間が何か意味を与えてくれるでしょう。
そうしたらまたわたしは、日常的な幻想の中にまた心を震わせながら戻ればいい、それだけのこと。
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